主なピンバッジの種類、製法はこちらになります。

<擬七宝>  擬七宝焼きとはガラスのような透明感を出すために着色剤の中に合成樹脂をいれてあります。そして、本七宝焼きとおなじように強い火であぶって綺麗に磨き上げて作成します。本七宝と比べて安価にできるため社章や校章などの製作に利用されています。

 

<フォトエッチング> エッチングとは薬品を使って金属の板を溶かして(腐食させて)凹ませます。これにエナメルの塗料を入れて色を作っています。エナメルの塗料を流し込むためピンバッジのフチは他のものより太くなります。(これがないと塗料が流れでてしまいます。) ピンバッジの中ではこの製法が一番多いです。また、表面にエポキシの樹脂を盛り高級感を出すことも可能です。

 

<オフセット印刷> 平らな板にオフセット印刷(チラシやパンフレットと同じ印刷方法)で印刷します。キャラクターや写真などのフルカラーのデザインの場合はこのオフセット印刷になります。印刷しただけでは表面が傷つきますのでエポキシの樹脂を持ってデザインを保護します。

 

<シルク印刷> 平らな板にシルク印刷で印刷します。DICやPANTONEなどの色が指定が決まっている場合はシルク印刷になります。企業のロゴマークでピンバッジを作成するときはこのシルク印刷になります。

 

<本七宝> ピンバッジを製作する時の伝統的な製法で、ピンバッジの本体に釉薬を塗ってそれを高温で焼き付けた後に綺麗に磨いて仕上げます。特別な記念品や気品高い社章を作りたい時にはこの本七宝がおすすめになります。