実家の自室を整理していたらピンバッジが出てきた

自宅を整理していたところ、懐かしい物が出てきました。それは、小学生時代に一生懸命集めては学帽に付けていたピンバッジです。私が小学生の頃、地域限定的だとは思うのですがピンバッジが軽くブームになりました。ピンバッジと一言で言っても、様々な形のものがあり、それを各々で見つけてきては学帽に付けて「どうだ!」と言わんばかりに見せびらかすのです。すると、それどこで買ったのと盛り上がること間違いなし。

ピンバッジが流行る前は何となくクラス内もバラバラだったような感じがありましたが、ピンバッジが流行ってからはこれを中心にしてクラスが一つにまとまっていったような気がしますね。実際にこれをきっかけにして話すようになり、やがてはピンバッジから離れても友情が続いていますからね。もしもあの時にピンバッジが流行らなければ、ここまで長く続く友情はあったのかなとも思います。そう考えると、人生とはちょっとした流れで大きく変わっていくものなのですね。

さて、結構ドッサリと出てきたピンバッジですが、久々に眺めてみると確かに色々な種類のものがあるんですね。当時一生懸命集めていたのはアニメのキャラクターがモチーフになったピンバッジですが、それ以外にも例えばどこかのイベントのピンバッジであったり、どこかの地域のピンバッジであったり、果てはどこで手に入れたのかどこかの企業のピンバッジまであったりします。

何となく親にお願いをして集めていた記憶がありますので、そちらのルートから入手をしたのでしょうか。だとしたら、子供のブームに親を巻き込むって今とあまり変わらないのだなと苦笑してしまいます。私自身も、子供のおもちゃやブームに付き合わされてあちこち連れ回されるハメになったことが幾度となくありましたから。まぁ、それはそれで子供とのコミュニケーションが取れるので悪くはなかったりするんですけどね。あの当時、私の親も同じような気持ちでいたのでしょうか。ちょっと不思議な感じです。

とまぁ、そんなこんなでちょっとセンチメンタルになってしまったピンバッジの存在。当時付き合わせてしまった親に対し、贖罪の意味も込めてどこかへ食事にでも連れて行きましょうかね。と同時に、このたくさんあるピンバッジはどこかで売ったりすることが出来れば、もしかしたらちょっとどころではないお金になるかもしれないと考えてしまう、欲深い大人になってしまった自分に反省です。当時のようにピュアにならなければなりませんね。

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